南風に誘われて~スパイシーな味の迷宮に彷徨う

迷走台風?5号が不気味な動きを見せてますね…
一週間前には既に南海上にいたのにまだ居座っていて、今日のネットニュースでは、進路が13通りも予測できるとか…
前代未聞のこの迷走ぶり、今シーズンも日本列島はまた台風に振り回されるのでしょうか?

近年の台風の発生数や雨の降り方は、昭和の日本ではあまり無かったもの。やはり日本は熱帯化、南国化しているのでしょうか…。


一昨日の日曜日は、湿気が肌にじっとりとまとわりつく茹だるような熱気に包まれて、気温はまたもうなぎのぼり。

まるで南国かと錯覚するような南風に誘われて、「こんな日は辛いものでも頬張って暑気払い!」とばかりに『上野のタイフード&ビアフェスティバル』に行って来ました!

f:id:yamadabushi:20170801184855j:plain
上野公園の噴水広場で開かれていたこのフェスは、あまり規模の大きなフェスではなかったけれど、たくさんの人が集まり、活気に溢れていました!

f:id:yamadabushi:20170801185006j:plain

f:id:yamadabushi:20170801185026j:plain

f:id:yamadabushi:20170801185043j:plain

タイの音楽やダンスで異国情緒満点の会場で、容赦なしの辛さのタイ料理を頬張り、シンハビールを堪能してきました。

『パックブーン・ファイデーン(空芯菜炒め)』、美味かった~~
こんなゴキゲンなフェスは、ぜひまた開催してもらいたいものですね。

f:id:yamadabushi:20170801185137j:plain

…ところで、あまりイメージではないかも知れませんが、築地にも美味いタイ料理が味わえるちょっとオツなお店があるんですよ!

隅田川近くの築地でも奥のほうの目立たないところにあるのが、『タラーッナット』です。

f:id:yamadabushi:20170801185255j:plain
お洒落なバーのようなたたずまいのお店のカウンターで、寡黙なマスターが作るタイ料理は、なかなかのモノですよ!
先日は『バーミー・ナーム(中華麺のタイラーメン)』を食べたのですが、スープまで飲み干したのは言うまでもありません。

f:id:yamadabushi:20170801185334j:plain

f:id:yamadabushi:20170801185359j:plain
テイクアウトのランチだと格安の値段で食べられるのも、嬉しいかぎりです!

f:id:yamadabushi:20170801185427j:plain

実は築地周辺には、カオマンガイが美味しい『サイアム ガイズ トーキョー』、オール680円とリーズナブルな『ソイナナ』、ホテルの1階にある『ピンク・エレファント』など、個性的なタイ料理店が、集まっているんです。

f:id:yamadabushi:20170801185511j:plain

f:id:yamadabushi:20170801185529j:plain
辛くて甘くて酸っぱくて…五感を揺さぶられるような“スパイシーな味の迷宮”に迷い込んでみませんか?

夏の風物詩、“蝉時雨”始まる!

先週ようやく梅雨が明け、今年も暑い暑~い真夏が始まりました。
でも、梅雨明け前の雹混じりの激しいゲリラ豪雨に、梅雨時の雨の降り方ではないように感じていたのは私だけでしょうか?
既にだいぶ前から7月らしからぬ高温が続いてたし、本当はとっくに梅雨は終わっていたんじゃないかと勘ぐってしまうき今日この頃です…。

それでも自然は敏感、先週から築地橋公園でも夏の風物詩、“蝉時雨”が今年も始まりましたよ。第一弾は、アブラゼミです。

f:id:yamadabushi:20170725182452j:plain

この公園では毎年、ミンミンゼミやニイニイゼミなど他の蝉の合唱も楽しめて、季節感を大いに感じることができるんです。

またミニキウイ無花果花梨ザクロ等も順調に実をつけ始めていて、季節は確実に進んでいることがわかります。

f:id:yamadabushi:20170725182558j:plain

f:id:yamadabushi:20170725182624j:plain

f:id:yamadabushi:20170725182641j:plain

f:id:yamadabushi:20170725182708j:plain

ところで、夏の風物詩でも特に近年気をつけるべきは“台風襲来”です。今年も先週いきなり4つが発生!今年もどこかで甚大な被害がでるのかもしれません、要注意です。

f:id:yamadabushi:20170725182800j:plain

そんな有難くない夏の風物詩はさておき、今週は私の好きな“お馬”の夏の風物詩、“新潟の直線競馬”が始まります。
直線だけの手に汗握る迫力満点の攻防は、実に見ごたえがありますよ!
今年も“皇帝”の名を持つあの馬が頑張ってくれるのかな…台風よ、どうにか来ないでおくれ!!

f:id:yamadabushi:20170725182833j:plain



幻の渡し船

『渡し船』に乗ったことありますか?

私は『悠久の大河 タイのチャオプラヤ川』の『渡し船』の得も言われる風情が大好きで、タイに行くたびに利用しています。市場の人いきれの中を縫うように抜けて乗船、ゆっくりと岸を離れると、やがてトンブリ側にたどり着きます。
対岸と対岸を、街と街を、そして人と人を繋ぐ『渡し船』にとてもロマンを感じるのです。

少し前になりますが、日本でも
名曲『矢切の渡し』で知られる柴又の『矢切の渡し』に揺られてきました。
市川側から木の船に乗りゆらゆら揺られながら江戸川の水面を滑り、柴又へ到着。
たゆとうように流れる贅沢な時を五感で体感することができました。


そんな『渡し船』が、実はここ築地近辺にも、かつてはあったんですよ!

f:id:yamadabushi:20170721011220j:plain


まずは『佃の渡し』です。

f:id:yamadabushi:20170721010819j:plain

f:id:yamadabushi:20170721011358j:plain

こちらは17世紀中頃から漁民や見物客(月見や花見客)が主に利用し、現在の佃大橋が完成するまではあったんです。佃大橋の完成は昭和39年ですから、「佃の渡し」がある頃に私は既に生まれていました。しかし幼少だったので「佃の渡し」が記憶にないのが、とても残念です。

 

そして『勝鬨(かちどき)の渡し』です。

f:id:yamadabushi:20170721011043j:plain

f:id:yamadabushi:20170721011423j:plain

こちらは明治38年に日露戦争勝利を記念して命名された渡しで、明治29年にできた『月島の渡し』とともに、昭和15年の勝鬨橋の完成により、姿を消したとのことです。

『月島の渡し』は、現在の水上バスの明石町の船着所あたりと対岸の月島を結んでいたようですよ。


時と共に姿を消した風情ある隅田川の渡し舟に乗ることは残念ながらもうできませんが、水上バスにその面影が残されているのではないでしょうか?

f:id:yamadabushi:20170721011144j:plain

潮香る夏の夕暮れ時、ゆらり揺られてみてはいかがでしょうか?



投票日は登校日

先日、茹だるようなまとわり付く蒸し暑さの中、『東京都議会議員選挙』に行って来ました。

f:id:yamadabushi:20170711172721j:plain

f:id:yamadabushi:20170711172811j:plain

今回の選挙は小池さん率いる『都民ファースト』が大注目されましたが、結果は大方の予測をさらに上回る、まさに圧勝でしたね。
都民ファースト』の今回の立候補者数が50人で、選挙前の議席が6。そして結果が55人当選。ということは、55/56が当選したということになるのでしょうか?驚くべき大勝ぶりですね!

築地市場豊洲移転問題を抱える中央区での『都民ファースト勝利はもちろん想定内でしたが、まさか他の地区でもここまで圧勝するとは…
これは、これまでの都議会の悪政ぶりに都民が『NO』を突きつけたことに、他なりません。

これで風通しの良い健全な都政が行われることを大いに期待します。より良い未来の東京の発展を切に望んでやみません。

 

…ところで選挙が行われるたび、私には楽しみがあるんです。というのは選挙の投票会場である明石小学校は、わが母校。だから私にとって『投票日』は『登校日』なんです。

f:id:yamadabushi:20170711172832j:plain

f:id:yamadabushi:20170711173117j:plain

現在の校舎は私が在学時とは違うものですが、当時の面影が感じられる校舎で、とても懐かしさを覚えます。

「キンケイの小屋があったのは、この辺りだったよな?…」
北の湖関(現 北の湖親方)は、多忙にもかかわらず生徒たちのために来てくれたっけ…」
「講堂や校舎の壁が、そういえば妙に柔らかくて、ペリペリ剥がせたよな…」
等など、想い出はつきません。

f:id:yamadabushi:20170711173146j:plain
【明石小学校】に関しては、また日を改めて紹介させていただきますね!

f:id:yamadabushi:20170711173344j:plain



かざぐるま

先月、当ブログにて紹介しました『タイムドーム明石』でのプラネタリウムの夏季プログラムが発表されました!

春にもあったプログラム『Seasons~星の広がる高原~』に加えて新たに、『キッズ用のプログラム』や、新番組『星の王子様』がラインアップに加わり、内容がさらに充実したようで、とても楽しみです。

前回春のプログラムで、大げさではなく、心が洗われる感覚を五感で体感することができました。日々のストレスで磨り減った自分をリフレッシュできる、最高の癒しの空間です。
次の休日に、また行ってみようと思ってます!

f:id:yamadabushi:20170627202038j:plain

さて話は変りまして、今回はこの『タイムドーム明石』から徒歩2分位にある、別のおススメ スポットを少し紹介します。
『タイムドーム明石』と同じ中央区の施設、『リサイクルハウスかざぐるま明石町』です。
どんな施設かというと、“不要になった品の売買ができるリサイクルハウス”です。

f:id:yamadabushi:20170627202244j:plain

f:id:yamadabushi:20170627202259j:plain

ここ東京都中央区は、再開発や来る東京オリンピックなどの影響でしょうか、人口は一時期よりかなり増えているんです。
私が中学生だった頃は、確か11万人位で、その後しばらく数万人に低迷していたのですが、それが現在は、なんと15万人を突破!それだけ人が動けば、当然引越しも多く、こういった施設は見逃せません。

f:id:yamadabushi:20170627202420j:plain

まだまだ扱い品目・品数は少ないようですが、一度脚を運んでみる価値はあるのでは。意外な掘り出し物が見つかるかもしれませんよ!

f:id:yamadabushi:20170627202349j:plain

f:id:yamadabushi:20170627202401j:plain

『ネット社会』の現代、リサイクル品探しはスマホの『地元の掲示板』が便利かもしれません。でも、実際に目で見て手にした時の安心感と納得は、やはりアナログが一番です。
先日の休日に久々に足を運んでみましたが、結構、人が集まってましたよ。


以下、中央区のホームページにに掲載されていましたので、ご参照ください。


◆登録から出品まで◆

【不用品販売利用方法】

『登録』

【対象】
18歳以上の区内在住・在勤・在学者

【登録方法】
2階受付カウンターで、登録申請書に必要事項の記入をお願いします。
その際には、必ず要件を確認できるもの(保険証、免許証等)をお持ちください。
※登録証を発行いたします。

『出品』
指定の用紙(出品物預かり書)に必要事項の記入をお願いします。
 ※出品される際には、必ず登録証をお持ちください。
 ※出品点数は、1回につき明石町が5点、箱崎町が7点までです。
 ※出品する際には、あらかじめ価格(50円から3,000円までの間で50円刻み)を決めてからお持ちください。

『展示・販売』
19開館日以上展示・販売します。

『精算』
売却金と売残り品をお渡しします。
 ※決められた精算期間内にお越しください。
 ※精算をする際には、必ず登録書と本人控え(出品物預かり書)を持ってお越しください。
 ※精算期間終了後、90日間引取りがない売上金は、受け取る権利を放棄したとみなし、
  区がリサイクルハウス不用品交換事業の経費の一部に充てます。
※手数料は無料です。
※登録の有効期限は、登録をした日から翌年度の3月31日までです。
 更新の際には、再度身分を証明できるもの(免許証、保険証など)をお持ちください。
出品物について

【出品できるもの】
・30センチメートル角未満のご家庭で不用になった日用品や雑貨、衣類、おもちゃ 等
※以下の条件のものは、リサイクルハウスかざぐるまでは、お取り扱いできません。
 ・ 汚れ、しみ、かび、破損のあるもの。
  (衣類はクリーニングをし、ボタン等がとれていないか確認してください。)
 ・ 品質の安全性、維持管理(賞味期限、消費期限)のむずかしいもの。
   食料品、動植物、電気製品等(電気・ガス・石油等を使用する製品、パソコンや機械部品)
   医薬品、化粧品等の医薬部外品、メガネ(サングラスは可)、スプレー缶等可燃性のもの。
 ・ 特別の安全管理を必要とするもの。
   危険物(花火、ライター等)、ガラス(割れやすい)容器に入っている液体等
 ・ 高額品(3,000円より高額の値をつけるもの)
 詳しくは、出品基準についてをご覧ください。
※30センチメートル角以上の大型品や、3,000円より高く品物を譲りたい方は、不用品交換情報をご利用ください。
※出品された方は、その出品物の清算が終わるまでは、新たな出品はできませんのでご注意ください。
  また、精算の際に売れずにお返しした品物は、再出品できませんので、ご了承ください。
無償品提供をされる方は登録は必要ありませんが、「無償品提供簿」に記入してください。受付後、無償品展示用ワゴンに展示いたします。
なお、持ち込みできるものについては、上記の「出品物について」をご覧ください。


◆お問い合わせ
リサイクルハウスかざぐるま明石町
電話 03-3546-2991
 
リサイクルハウスかざぐるま箱崎町
電話 03-3668-5037

 

朗報?それとも悲報?

本日6月20日火曜日午後、とうとう小池都知事から、築地市場豊洲へと移転する正式表明がありました!地元の人間にとっては、これは大きなニュースです。

緊急記者会見が開かれて、豊洲に市場機能を移転させた上で、築地市場にも市場機能を残し、築地市場も5年後をメドに再整備することを表明。将来的に築地に市場を戻すことを視野に検討する方針とのことです。
小池知事は記者会見で「築地市場の価値は都の莫大(ばくだい)な資産。築地ブランドを維持、活用すべきだ」などと理由を説明したそうです。

市場内でも移転賛成派、反対派の人たちがいます。私の小中学の友達や住んでいるマンションの同じ階にも市場関係者はいます。それぞれの立場があり、一概にどちらがいいとは言えませんからこれが朗報か悲報かはわかりませんが、場内のおいしい飲食店で築地から無くなってしまうお店があることは確かです。
先週から『移転濃厚』との噂を聞きつけ、居ても立ってもいられなくなり、昨日の昼、場内の大好きなお店に駆けつけた次第です。

「築地のお店」というと「寿司屋」や「海鮮丼の店」を真っ先に思い浮かべる人は少なくないとは思います。確かに美味しい「寿司屋」や「海鮮丼の店」もたくさんあります。でも私が最も足繁く通っているのは、「寿司屋」や「海鮮丼の店」ではないんです。


お店の名前は「ふぢの」、そして吉野家 築地1号店」です。

f:id:yamadabushi:20170620194744j:plain

「ふじの」へはお昼より少し前に着いたのですが、同じ思いの人が多いのでしょうか、すでに満席に近い混みようでした。

厨房で三人のご年配の職人さん、そしてホールの女性一人で切り盛りしている小さな中華屋さんですが、その味は格別です。
冷やし中華」、「酸辣麺」、「味噌ラーメン」などどれも珠玉の逸品ですが、私が魅了されてやまないのは「チャーシューメン」です!この「チャーシュー」がとにかく絶品です。奇をてらったものではなく昔ながらの「チャーシュー」なんですが、王道の醤油味で、とろけるような美味さです。それでいて値段は800円は、良心的です。またこの「チャーシュー」は、お土産としてお持ち帰りもできるんですよ。
ちなみにラーメンは550円、ワンタンメンは750円です。

f:id:yamadabushi:20170620194949j:plain

f:id:yamadabushi:20170620195013j:plain

「ふぢの」も豊洲に移転予定のようですが、移転後も味と値段は変らずにいてほしいと、願ってやみません。

こちらが吉野家 築地1号店」です。

f:id:yamadabushi:20170620194841j:plain

テレビCMでも有名になりましたが、ここから現在の吉野家が始まりました。でも「チェーン店だから、味はおなじでしょ?」と思う人は多いと思いますが…違うんです!とにかく美味いんです!これは食べてみたら、はっきりわかると思います。

f:id:yamadabushi:20170620195531j:plain

どちらのお店も、波除神社近くの入り口からすぐですよ。土・日・祝日はお休みですから、興味がある人は平日になんとか時間を作って行ってみてくださいね。

f:id:yamadabushi:20170620195619j:plain

「時間ですよ」と「神田川」の頃

先日、築地の町会の軒先でこんなポスターを見かけました。

f:id:yamadabushi:20170613191314j:plain

現在の銭湯代は大人で460円もしますから、ハッキリ言ってこれはとってもお得です。

「でも金曜日じゃあ無理だよな…、銭湯にはしばらく行ってないけど梅雨入りしたことだし、久しぶりに早い時間に銭湯でひとっ風呂浴びてスキッと爽快、そしてコーヒー牛乳なんてのも、オツかもな…」

そんな衝動にかられて、足早に隅田川方面に歩を進めました。目的の地は銭湯「寿湯」です。
そして程なく現場に到着したのですが、何か様子が変…。少し早いけど、もうやっている時間なのにシャッターが閉まってる…
嫌な予感がしてスマホを取り出して調べてみると…何と昨年の5/17(火)を最期に廃業したという悲しい現実が。

f:id:yamadabushi:20170613191746j:plain

4年前、風呂好きの浅草の友達が築地界隈で呑もうとやってきた時に、呑む前にひとっ風呂浴びたのが、最後でした。

かつて築地7丁目に祖父の家があった頃、そう、あの「時間ですよ」神田川が流行った時代です。
「時間ですよ」は、森光子さん主演、マチャアキ浅田美代子さん等が出演の銭湯を舞台にした昭和の名作ドラマです。
神田川」は、南こうせつかぐや姫フォークソング

「貴方はもう忘れたかしら…赤い手ぬぐいマフラーにして、二人で行った横丁の風呂屋。一緒に出ようねって言ったのに、いつも私が待たされた。洗い髪が芯まで冷えて、小さな石鹸カタカタ鳴った。貴方は私の体を抱いて、冷たいねって言ったのよ…」

 今もなお、後世に語り継がれる名曲です。

f:id:yamadabushi:20170613191709j:plain

…当時、私は家に風呂があるにもかかわらず好んでしばしば「寿湯」を訪れ長湯をして、着替え場で瓶のコーヒー牛乳を飲み干し、ささかかな至福の時に浸っていたものです。

 

「そういえば…」
今度は6丁目の、同じ時代にやはり時々行っていた「入舟湯」のあった場所に足を運んでいました。こちらはもうやっていないのは知っていたのですが…
建物はまだ残っていました。かつて銭湯であった堂々たる造りの建物からは、当時が偲ばれます。

f:id:yamadabushi:20170613191911j:plain

さらに今度はあかつき公園近くにあった「白髯湯」は?
駆けつけてはみたのですが、目に付いたのはピザ屋の看板でした。


2年前の夏、家の風呂が故障した際に何日間か銭湯にお世話になったのですが、その時はいまも入船町にある「入船湯」を利用したのです。
「ああ…あの時、寿湯を選んでおけばよかった…」後悔先に立たずです。

“「時間ですよ」と「神田川」は遠くなりにけり”です。
そういえば、寿湯の横にあったおばちゃんのお惣菜屋さんも、無くなってしまった…
木の皮に包んでくれた熱々のコロッケ、絶品だったよな…。


“時代とともに街も変る”
わかってはいることだけど、何だかわびしくて空しくて、コーヒー牛乳とコロッケを口いっぱいに頬張った、梅雨を迎えた初夏の夕暮れ時でした…。