満天の宙に思いを馳せて

先日、学生時代によく聴いていた「さだまさし」の曲を、久しぶりに聴いてみました。

聴く曲聴く曲が懐かしく、当時の色々な思い出が鮮やかに脳裏に蘇ってきましたが、なかでも特に心に沁みてきたのは、アルバム「帰去来」の中の「線香花火」という曲でした。今よりももう少し後の夏を舞台とした名曲です。
以下が歌詞です。

♪~ひとつふたつみっつ流れ星が落ちる
そのたびきみは 胸の前で手を組む

よっついつつむっつ流れ星が消える
きみの願いは さっきからひとつ

きみは線香花火に 息をこらして
虫の音に消えそうな 小さな声で
いつ帰るのと きいた

あれがカシオペア こちらは白鳥座
ぽつりぽつりと 僕が指さす

きみはひととおり うなずくくせに
みつめているのは 僕の顔ばかり

きみは線香花火の 煙にむせたと
ことりと咳して 涙をぬぐって
送り火のあとは 静かねって

きみの浴衣の帯に ホタルが一匹とまる
露草模様を 信じたんだね

きみへの目かくしみたいに 両手でそっとつつむ
くすり指から するりと逃げる

きみの線香花火を 持つ手が震える
揺らしちゃ駄目だよいってるそばから
火玉がぽとりと落ちて ジュッ          (さだまさし 線香花火)

夏の夜に聴くとなんともシックリとくる情緒あふれるナンバーですが、この歌を聴いているうちに無性に星が見たくなり、すぐ近くにプラネタリウムがあるのを思い出し、日をあらため、行ってきました。

明石町にある中央区の施設
「タイムドーム明石(中央区立郷土天文館)」です。
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 ここでプラネタリウムがやっていることはあまり知られてはいないかもしれませんが、料金も300円とリーズナブルなんですよ。

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50分ほどの投影時間でしたが、満天の星空と、柔らかなナレーターの語りが作り出す幻想的な雰囲気にすっかり引き込まれ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

昔、真夏の夜の波打ち際で、仲間たちと仰ぎ見た星空を想い起こしました…。

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あの時一緒に星空を眺めていた仲間たち、みんな元気でやってるのかな…
今度、久しぶりに暑中見舞いでも出してみるか…