終戦記念日
この建物、ご存知ですよね。そうです、昨年できた築地の魚河岸関連の建物です。
豊洲に場内が移転しても、1階にある店舗はこの建物内で移転後も新鮮な魚を提供してくれるんです。
私は毎週のように行っていますが、掘り出し物の新鮮な魚が見つかりますからとても重宝しています。お薦めです、一見の価値ありですよ!
…さて、ここの建物の紹介はまた次回とさせていただきます。
ここから昔の話になりますが、隅田川へと続く築地川が、かつてはこの建物の現在の敷地をなぞるように北へ伸び、このブログで度々登場する築地川公園へと続いていたのです。
下の写真は昔の築地本願寺。本願寺の後ろを横に流れているのが、築地川です。
私の母はこの本願寺の裏手、現在の築地7丁目に幼少期から住んでおり、生前は、太平洋戦争(第2次世界大戦)当時のことを時折聞かせてくれたものでした。
そのなかで敗戦濃厚となった終戦末期に、波除神社横から続く築地川に、たくさんの亡骸が浮かんでいたことを覚えていると、悲痛な面持ちで語ってくれたことを今でも思い出します。
戦争を知らない世代の私は、当然実感はないものの、その話に衝撃を覚えました。
かつては母の生家には防空壕が残されてましたし、現在では撤去されたようですが、しばらくは築地本願寺の一角、現在の地下鉄築地駅の真裏にも大きな防空壕があり、そこから実際に戦争がこの地でもあったんだということを生々しく感じることができました。
毎年、この日になるとそんな思い出が脳裏をよぎります。
現在アジアの隣国が本当に物騒なことになっていますが、恐怖と不幸と絶望を巻き起こす戦争は、断じて繰り返してはなりません!!
終戦から72年経ち当時を知る人はだんだん少なくなってきていますが、ご健在の方々、この終戦記念日の折りにつけ、語り部となって子や孫や知人に、後世に悲惨な戦争の話を伝えてください。二度と悲劇を繰り返さないためにも…