「変なホテル?」それとも「旅の宿」

こないだの休日、いつものように街歩きをしていて入船橋に差しかかったところで何気なく視線を上げると、妙なビルを発見。

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「なんじゃこりゃ~?」何度目を凝らしてみても、ビルに書いてあるのは「変なホテル」という奇抜な名前。しかも近寄って見てみるとどうやらまだ工事中。ますます怪しいと思い家に帰って調べてみると、「H.I.S.ホテルホールディングス」が展開するホテルチェーンで、そのホームページには以下のように書いてありました。
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「変なホテル」は先進技術を導入し、ワクワクと心地よさを追求した世界初のロボットホテルです。

フロントでは多言語対応のロボットたちがチェックイン・チェックアウトの手続きを行い、クロークではロボットアームが荷物を預かります。どこか温かみを感じるロボットたちとの楽しいひとときに、心をくすぐられることでしょう。 更に、客室前で顔認証をすれば、その後はまさに顔パス感覚。鍵の持ち運びのわずらわしさ、紛失の不安から解消されます。
「変」には「変化しつづける」という意思が込められ、目指すは、常識を超えた先にある、かつてない感動と快適性。

「変なホテル」へご宿泊の皆さまを、未体験のサプライズで一足先の未来へいざないます。
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新しいホテルができるみたいだけど何だが面白そう、完成がいまからとても楽しみです。

ところでふと気づいたのは、かなりのテンポでこの近辺にホテルが建っていること。
少し前までは築地には銀座キャピタルホテルくらいしか目立ったホテルはなかったのに、特に最近は新しいホテルが競うようにどんどんオープンしています。


築地・明石町エリアのホテルだけ挙げても、
「銀座キャピタル本館・新館」「銀座クレストン」「東急ステイ」「京王プレッソイン」「ホテルBAN」とあったところに、

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ここ数年のうちに
アパホテル」「ファーストイン」「ヴィアイン東銀座」「京急EXイン」「ホテルリブマックス」など、新しい個性的なホテルが誕生していて、そしてさらには前述の「変なホテル」や現在工事中の物件さえもある林立ぶり。

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確かに築地場外に訪れる外国人観光客は後を絶たないし、東京五輪も控えているからこれも必然かもしれませんが…。


それは地域活性化のためには、きっと歓迎すべきことなのでしょう。
どのホテルも、それぞれ個性的で居心地のいい空間と時間を提供してくれるのでしょうね。


でもホテルではありませんが、下町築地の情緒を最も感じさせてくれるのは、実はこんな「旅の宿」かもしれません。その名は「大宗旅館」

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あたかも時代を逆行したようなゆるりとした刻を過ごすのも、一興かもしれませんよ。