年の瀬の大団円
今年も残すところあと僅かとなりました。
そんな年の瀬を迎え、競馬では有馬記念でキタサンブラックがラストランで感動の大団円、そして東京大賞典でコパノリッキーも有終の美を飾ってくれました。
振り返ってみれば、今年も災害や凄惨な事件も起こっていて、決していいことばかりがあった年ではありませんでしたが、年の瀬の大団円は嬉しい限りですね。
ここ築地も、先日ようやく場内市場の移転が来週に決まったとのこと。いろいろと紆余曲折があり、また様々な課題もまだまだ山積みかもしれませんが、この決定は大団円とまでは言えずとも、明日への確かな一歩ではあるはずです。
市場まわりは、今朝もいつもの年の瀬と変わらない活気であふれていました。どの店も大繁盛、これから大晦日にかけて更なる賑わいを見せることでしょう。
そんな中、あの夏の日悲劇の出火に見舞われた一角も力強く明日への一歩を踏み出していることが確認できたことが、本当に何よりでした。
まだ青空状態ではあるけれど、焼け跡では商いが始まっていましたし、別の場所で再起の歩を進めている店も少なく、そんな頑張りは我々に勇気を与えてくれます。
「俺ももっと頑張らなきゃ!」寒風に丸まっていた背筋が少しシャキッと伸びた、年の瀬の朝でした…。